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  • TJ Osuga

起業への思い

更新日:2019年2月13日

私の中での「起業」とは、一度は挑戦してみたいことでした。アメリカのIT企業に長年勤めてきた今までのキャリアを振り返ると、日本という国を客観的な位置で見れる環境で働いてきた気がしています。そして、そんな中で一つの疑問がありました。「なぜ米国では起業が沢山起こり、世界展開を短期間で積極的にしかけ、急激に成長するような企業が出てくるのに日本にはそのような企業がなかなか出てこないのだろう?」

実際、調べてみると、日本での起業は欧米、そして、中国と比べて、起業に挑戦するものにとっては厳しい環境であることがわかった。(*参考)

  • 起業の活発性:開業・廃業率が欧米に比べて1/2以下。(開業/廃業率:5%(日本) vs 10〜15%(米英))

  • 資金調達:日本の年間ベンチャー投資実行額は米国に比べて1/50以下。(2015年度VC投資額:1300億円(日本) vs 7兆円(米国))

  • 社会的評価:日本の起業に対しての肯定的な社会的評価は欧米に比べて1/2以下。(起業を選択することに対する評価:30%(日本) vs 60%+(米英)が起業に対する肯定的な評価をしている。)

私は、このようなデータを悲観視するより、むしろ少し腹だたしくなりました。日本は経済大国世界第3位(年間GDP:米国(18.5兆ドル)、中国(11兆ドル)、日本(5兆ドル))の国であり、そもそもトヨタやホンダやソニーに代表されるような多くの世界的企業を戦中戦後に産んできた国です。昔の人ができて、今、できないわけがない。世界は昔よりフラットでありフェアである。さらに、最近は「起業」における欧米との差は日本政府も認識し、我が国発展にはこの差を改善することが必要であること、そして、そのための色々な支援や施策も出てきており「起業」に対して追い風社会に向かっている。


もちろん、気になるのは起業して事業がうまく成長しない結果になり、廃業を余儀なくされた場合、私のような50歳前後の年齢で再就職する事が本当に出来るのか?多分仕事を選ばなければできるのでしょうが不安な気持ちがこみあげてくることは否めません。しかし、仮にそうなったとして、日本の社会は起業を挑んだ者へどのようにあたってくるのか、厳しくあたってくるかもしれませんが、そんな体験ができるというのも起業に挑戦した者しか得られないこと。そして、そんな経験は少なくても人間としての自分を磨くことにはつながると思っている。


5年後、このブログを自分自身で読み直してみて、その時の自分はどうなっているのか?どう思うか?楽しみにしたいと思います。


参考:

株式会社日本政策投資銀行(2017 0417)近年の日米ベンチャー起業からみえる日本の起業活性化に向けた課題 1-7

一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター(201611)ベンチャー白書2016 I-4

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