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執筆者の写真TJ Osuga

千葉って結構イイじゃん

このお城ってどこかご存知ですか?「千葉城」の通称で親しまれている千葉市立郷土博物館の建物です。館内には千葉の街の礎を築いた千葉氏一族に関する歴史的資料や武器・武具をみることができ、なかなか面白いスポットです。しかし、私の周りの友人等にこの「千葉城」を知っているか訊いてみたところ、ほとんどの人が知りませんでした。皆、東京近郊に何年も住んでいる人です。

私たちの周りには、この「千葉城」のように、地元の人でもあまり知らない観光スポットがたくさんあるのではないでしょうか。そして、このような日本の歴史や文化を題材とした(潜在的な)観光スポットはもっと世界にアピールしてもいいのではないでしょうか。


私は、千葉は、東京に訪れる外国人で、特に、リピーターやディープな日本を経験してみたいという方にはオススメのエリアだと思っています。東京の隣接県であり、成田や羽田から距離的には近いですし、冒頭述べたような潜在的観光スポットに加えて、海や里山の自然があり、それ伴い、新鮮な魚介や野菜が食べれます。自然と戯れるアクティビティもあります。実際、以下のようなデータを見ても、訪日外国人の訪問する県では(成田空港があることもあり)千葉の訪問率は東京に次いで全国第二位であることがわかりました。(以下の表は、わかりやすく千葉・神奈川・東京のインバウンド需要を比較で示したものです。)

参照:観光庁「訪日外国人消費動向調査 2016年の年間値の推計」、観光庁「外国人旅行者の受入環境整備について(平成28年2月15日)」

しかし、平均宿泊日数、平均消費金額の低さは全国最低ランクのようで、千葉の対岸にある神奈川は、訪問率の低さは目につきますが、平均宿泊日数は全国トップクラスで、平均消費金額も千葉に比べて3倍以上もあるようです。


このデータから、千葉はインバウンド消費を上げれるポテンシャルが高いと考えられるのではないでしょうか。そして、ここでいうインバウンド消費を上げるための要因は、やはり、「宿泊」なのではないでしょうか。仮に、千葉も、東京や神奈川と同様レベルの宿泊拠点となれば、インバウンド消費は上がるのではないでしょうか。「宿泊」をしてもらうために、冒頭記した潜在的観光スポットも含めた「千葉の魅力」をもっと海外に発信していけたらいいのではないでしょうか。


今回、私たちが取り組んでいるプロジェクトを通して、「千葉の魅力をもっと海外に」という観点においても、微力ながら、貢献できたらと思いになりました。

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